ニュージーランド最終日前日は北島のタウランガで過ごしました。

午前中は、フラワーエッセンスの素晴らしいセッションを受けて、午後は夕方の飛行機の時間まで自由時間。

午後は、ニュージーランド在住の四角大輔さんがガイドブックでおすすめされていた、マウント・マウンガヌイに行くつもりにしていました。

その日は、初夏の猛暑日でした。

マウント・マウンガヌイのエリアは海水浴ができるビーチエリアでもあり、上半身裸の若者男子(文字通り裸で街やバスに)や、女性も水着仕様の服装でみなさん夏の到来を楽しんでいる雰囲気が伝わって来ました。

私はといえば、前日人生初の飛行機でロストバゲージを経験し(これは別記事で書きます)スーツケースはなく、機内持ち込みのリュックサックに入っていた荷物だけしかなかったので、替えの洋服がありませんでした。薄手のカシミアセーターと下着仕様のキャミソールしかないので、上半身は秋仕様。帽子は持っていましたが、南島の寒かった時用の毛糸の帽子で意味なし。そして、登山靴は手元にないスーツケースの中で、履いている靴も脆弱です。

山の麓に辿り着くまでに、ブティックやカフェ、レストランが並ぶ通りを通るので、そこでランチを食べ、さすがにこの暑さで帽子なし、カシミアセーターは無謀なので、Tシャツと、帽子、そして日焼け止めを買いました。

セッションをしてくれたKathyからは、この暑い日に、急な坂で上に遮るものがないマウント・マウンガヌイの山登りはおすすめしない、私ならしないと言われており、山の周りのトレッキングコースをおすすめされていました。

でも、正直迷っていました。

2時間くらいらしいし、山頂の眺めがいいらしいし、四角さんおすすめだし、元体育会系だし、せっかく来たんだし。。。

カフェでランチして休んで、帽子も買い、服装も整え、その時点では登山に軍配が上がっていました。

でも、登山の入り口を見たら、すでに急勾配😆

リュックサックが結構重かったし、靴もスペルガのおしゃれスニーカーで、自分に問いました。

「本当に登りたい?」「どうして登りたいの?」

そして降りてきた言葉。

「達成感はもういらない」

昔の私だったら、もちろん山頂の綺麗な景色にもひかれているけれど、登りきった後の達成感のために登っていた氣がします。

でも今の自分は達成感ではなく、自然と触れ合い、会話する時間を持ちたかったのです。

それはこの山登りでは叶えられません。

というわけで、すぐ予定を変更して、山と海の周りを歩くKathyおすすめのコース「ベーストラック」にしました。

1時間ほど、山と海を見ながらゆっくり歩きました。

海から山の麓を見た様子、海に足をつけて楽しみました
途中には休憩できるベンチもあります
海もきれい
ニュージーランドクリスマスツリーと呼ばれている赤いポフツカワというお花もたくさん咲いていました
ヨットも優雅に

私には、このハイキングがちょうどよかったです。

自分に聞いてみてよかった。

次回は冬の時期に来てみようかと思っているので、その時に万全の体制で山頂を狙ってみようかなと。

あと、ロストバゲージもよくできたもので、実はホテルが早朝レセプションに人がいないタイプだったのを知らなくて日中預けておくことはできなかったのでした。その日の夕方に飛行機でオークランドに行ったのですが、空港と山は同じ島なのですが、ホテルは橋を渡った別の島で、山に行っている間スーツケースをどこに預けようか、答えを見つける必要があったのです。でも、ロストバゲージでスーツケースがなくなってその心配もなくなりました。

何事も良い意味付けをしているのですが、まさに今回は不幸中の幸い。

マウント・マウンガヌイで登山しなくても、山の麓のウォーキングコースである「ベーストラック」で、タウランガの充実した午後を過ごしました。

「ベーストラック」の情報はこちら。

体力に自信のない方にもおすすめです。

https://www.bayofplentynz.com/experiences/outdoor-adventures/tracks-and-trails/tracks-and-trails-in-mount-maunganui/mauao-mount-maunganui-base-track