30歳くらいの時、ニューヨークのマンハッタンに旅しました。

ニューヨークにかつて留学していたので、その時の親友たちを訪ねて。

当時、私はがむしゃらに働いていました。仕事以外に他にやりたいことも特になく、働くばかりの毎日、何かを変えたいという意識でニューヨークに戻ったという記憶があります。

ニューヨークに行ったら、本当に楽しくて。

でも、到着したのは金曜の朝で夜パーティーに誘われたけれど眠すぎて爆睡、次の日も旅行なのに昼まで寝ていました。それくらい疲れていたのです。

一方で、親友二人は別のもう一人と三人で同じアパートに住んでいたのですが、土曜日の朝から活動的。一人は自転車でサイクリング、もう一人は確かバレエか何かのクラス。私は玄関のドアの開け閉めでやっと起きた感じです。

なんて活動的なんだろう!私は、土日は疲れて寝てる。するとしたら友達とご飯かお茶するくらいの生活でした。人の活動を見て、ワクワクしました。なんて私はダメなんだろうとかは思わなかった氣がしますが、インスパイアされまくったことを覚えています。

帰ったら同じく留学友達に、どれほどインスパイアされたかを語っていました。

「1年後も同じこと言ってないといいねぇ。」なんて冗談で言っていました。

確かギリギリまでアメリカにいて、帰国日の次の日からまた仕事の日程。

おそらく旅行後3週間くらいはインスパイアされた意識で過ごしていたけれど、日が経つにつれてすっかり忘れてまた仕事にどっぷり、お疲れモードに戻っていた氣がします。

また、小さい頃2回行って好んでいたハワイにも、働き始めてから2回訪れました。

「日頃疲れているから、ハワイでゆっくりしたい」という意識で行っていたと思います。

旅行中はゆっくりできて最高です。

でも、結局日本に帰ってきてしばらくすると元の状況に戻ってしまう。

ニューヨークもハワイも、基本同じ意識「普段忙しいから、旅行でゆっくり、楽しいことをしたい」で行っていました。

だから、結局一瞬ゆっくりした氣持ちになるものの、戻ったらまた「普段は忙しい、楽しいことはない」という意識なのでそれに戻ってしまいます。旅に行く前から、行った後の状態は決まってる感じです。

今は、「ここに行ってみたい、楽しみ、これやってみたい。」という意識で旅行も行くようになったので、旅行中も、旅行の後もワクワク、行ってみたい、やってみたいの魔法みたいなシンクロが起きて良い流れが生まれるようになりました。

旅行中に新しいことを経験したり、新しい環境で自分の内面に意識が向いて自分の中のクリエイティビティが活性化されるので、私にとっては旅は良い流れを作ってくれる魔法みたいなものになっています。

ハワイで、一度、本当のロミロミを体験したことがあります。その方は、ロミロミを初めて世に知らしめた方から直伝で教えを得た方です。ご自宅まで伺いました。

ロミロミはもちろん気持ちが良かったのですが、最後のカウンセリングの時に伝えられたことが印象に残っています。

「直後の今はいいのだけど、帰ったらまた肩がこったりしちゃうのですよね。。。」

と伝えたところ、

ロミロミの先生は

「身体はこのロミロミの感覚を覚えているから、思い出してみて。」

とおっしゃいました。

当時は❓だったのですが、今ならよくわかります。

旅行の後に、この感覚を毎日の生活に落とし込むことが大切だと思っています。

素敵な旅行をしても、最高のマッサージでリラックスをしても、意識を変えて、それを生き方に変えないと人生は変わっていかない。どんなにインスパイアされても、またいつもの生活に流されていく。

というのが私の氣付きでした。

引き続き、国内・海外・遠距離・短距離にかかわらず、心がひかれるところを訪れていきたいと思います🐾